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コンパス(方位磁針)持って江戸川土手へ

埼玉県の江戸川の土手をウォーキングしてきました。
今日はシルバやスントのコンパスを持って行きました。いつも自宅や町中で色々な機器等の磁気を受けてかキチンと使えてなかったので、磁気的にクリーンな場所で測角三昧と行きたいと思います。

目的地は、ストリートビューで「松伏休憩所」と紹介されている休憩所で、東武アーバンパークラインの南桜井駅から 4.3km 程。ベンチ,飲み物自販機,公衆トイレ があり、自転車乗りの人達が立ち寄っていました。

持参した4本のコンパスです。右から2番目が昔買ったもので、残り3本は最近買い集めました。
先々月に電波時計を買って電波送信所の方向を調べてるうちに、コンパスにはまってしまいました。

最初に測ったのは筑波山でした。筑波山は関東平野あたりでは色々な場所から見えるので、方位の基準に使うのに適していると思います。

本図は Google Earth(Android版) で作成しました

Google Earth や地図アプリを使えば、2地点間の方位が分かりますね。
ここ「松伏休憩所」から筑波山女体山までは 39度 でした。それを実際に測ってみることで、この場所が磁気的にクリーンであるか、また各コンパスが具合良く動いてるかを確認します。

最初は SILVA FIELD。一番基本的なタイプのプレートコンパスですね。
このモデルは「調整可能な偏角補正」機能が付いてないので、この地域の 西偏8度 を加算して、磁方位47度 をコンパスに設定しました。

その状態でコンパスの針とカプセルの北南マークを一致させると、進行方向矢印の先に筑波山が見えました。OK ですね。

この「コンパスの矢印が目的地を指している」という感じがすごい好きなんです。なんか矢印が筑波山に引っぱられているというか。矢印と筑波山がつながってるような気がするのです。
野外だけでなく家の中でも、地磁気を使わないけれど矢印を生まれ故郷など好きな場所に向ける方法があり、この矢印を通じてその場所とつながっている気になれる。
私は遥拝趣味と呼んでいますが、それもいつかこちらで書きたいと思います。

さて、次は SUUNTO MC-2 NH というミラーコンパスです。サイティングコンパスとも呼ばれる、目標物を正確に見て狙うことができるタイプです。

それと「調整可能な偏角補正」機能も付いた贅沢仕様。ここでは 西偏8度 に調整してあり、写真でもカプセルの北マークが西に 8度 傾いているのがご覧いただけると思います。
なのでここで設定する方位は真方位の 39度 です。偏角を考えずに済むのでとてもラクです。

その状態でコンパスの針とカプセルの北南マークを一致させます。
このとき、ミラーがカプセルを真上から映していて、ミラーの中心線が針の中心を通っていれば、コンパスは設定した方位に正確に向き、自分の目も正しい位置にあり、ノッチ(溝) でその方位を照準できます。

今回もノッチの上に筑波山が見えました。OK ですね。

残りの2モデルは、どちらもカプセル内に方位磁針を貼り付けた回転分度器が入っていて、コンパス本体が 360度 どこを向いていても回転分度器は方位角(磁方位)通りに向いてるタイプです。レンズを覗くと照準線と分度器の目盛が読めます。前出の SUUNTO MC-2 とは違うタイプですが、こちらもサイティングコンパスです。

こんな感じで、筑波山の方位は大体 47度 と読めました。これは磁方位なので、この地域の 西偏8度 を引いて、真方位 39度 と求まりました。OK ですね。

今回はここまでですが、この日ここで過ごしながら、ずっと見えてた遠くの塔みたいなものがすごく気になってきました。

あれは何だろう? どこにあるのだろう?

その場所が地図上で分かれば、今回の筑波山と同じく、方位測定の基準点にも使えます。
このあと土手を引き返すとき、SUUNTO MC-2 が活躍してくれて、それが求まりました。大ざっぱですが、多分合ってるのではないかと思います。
次の記事「遠くに見える塔のようなもの、あれは何だろう? どこにあるのだろう?」にそのことを書きました。

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