時計ナビウォッチ

計算尺で分や秒を扱う方法

先日 939m を 8分28.06秒 で歩きました。
その時の速度を計算しますが、ご覧の通り、計算尺には 8分28.06秒 という目盛りがありません。

このストップウォッチの表示は60進法ですが、計算尺の目盛りは10進法です。
そこでこの計算をするには、8分28.06秒 を10進法の 8.xx分 という形に直す必要があります。

整数部分は 8分 に変わりありませんので、残りの 28.06秒 を 0.xx分 にしてあげます。これも下記のように計算尺で求められます。

今回は内尺を 秒 に、外尺を 分 に割り当てます。
まず、60秒 は 1分 ですから、

(1) 内尺の 60秒 と外尺の 1分 の目盛りを合わせます。

そして、

(2) 内尺の 28.06秒 のところで外尺を見ると 0.47分くらい と読めます。

まとめると、
「60秒 は 1分 だから、28.06秒 は 0.47分 です。」
となります。
あとは整数部分の 8分 を合わせて、8分28.06秒 を 8.47分 と読み変えることができました。

それでは、10進法表記の「8.47分」を使って計算尺で計算しましょう。
内尺を時間(分)、外尺を距離(km) とします。
外尺を回して 8.47分 と 939m の目盛りを合わせて読むと、
(1) 8.47分 で 0.939km 歩いたのだから、
(2) 60分 で 6.65km くらい歩ける
となり、このときの歩行速度は 時速6.65km くらいとなります。

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